N3 日本語能力試験
言語知識(文法)・読解
(70分)
問題1 つぎの文の( )に人れるのに最もよいものを、1・2・3・4から一つえらびなさい。
(13問×1点=13点)
1. 本当にその仕事がしたければ、何度でも挑戦してみる _____ だ。
- A. 1. わけ
- B. 2. せい
- C. 3. つもり
- D. 4. べき
- A. 1. にとって
- B. 2. にしては
- C. 3. にかわって
- D. 4. にたいして
- A. 1. ようでしたら
- B. 2. ときなので
- C. 3. からといって
- D. 4. ものですから
- A. 1. のみだ
- B. 2. にかぎる
- C. 3. のおかげだ
- D. 4. きりだ
- A. 1. を
- B. 2. へ
- C. 3. が
- D. 4. と
- A. 1. めったに
- B. 2. せっかく
- C. 3. まったく
- D. 4. ぜったい
- A. 1. そうだ
- B. 2. というものだ
- C. 3. ことだ
- D. 4. ものだ
- A. 1. 集まっても
- B. 2. 集まったところ
- C. 3. 集まりしだい
- D. 4. 集まると
- A. 1. 歩くことはない
- B. 2. 歩くしかない
- C. 3. 歩こうともしない
- D. 4. 歩けなかった
- A. 1. みたい
- B. 2. である
- C. 3. だろう
- D. 4. そう
- A. 1. 吸いな
- B. 2. 吸え
- C. 3. 吸おう
- D. 4. 吸うな
- A. 1. ついたまま
- B. 2. つけたまま
- C. 3. ついている間
- D. 4. つけている間
- A. 1. とはかぎらない
- B. 2. べきではない
- C. 3. ことがない
- D. 4. はずがない
問題2 つぎの文の___★___に入る最もよいものを、1・2・3・4 から一つえらびなさい。
(5問×1点=5点)
49. 週末に __________ ★ ____________を探しています。
- A. 1. アルバイトをして
- B. 2. 留学生
- C. 3. くれる
- D. 4. うちの店で
- A. 1. こそ
- B. 2. いる
- C. 3. から
- D. 4. 生きて
- A. 副店長「かしこまりました。」
- B. 1. 元気がない
- C. 2. という
- D. 3. クレーム
- E. 4. あいさつに
- A. 1. ほど
- B. 2. 恋人
- C. 3. は
- D. 4. かわいい人
- A. 1. 紙を
- B. 2. とおりに
- C. 3. みて
- D. 4. 折って
問題3 つぎの文章を読んで、文章全体の内容を考えて、19 から 23 の中に入る最もよいものを、1・2・3・4から一つえらびなさい。(7点)
下の文章は、留学生が書いた作文です。
「日帰り温泉」
日本に来る前、私は温泉には行きたくないと思っていました。 19_____ 私の国にはない習慣で、他の人と風呂に入るのは恥ずかしいと思ったからです。でも、日本人の友達 20_____ 日本人は温泉を楽しむために来ているので、周りの人のことは全然気にしないそうです。このことを知ってから、私も友達と旅行に行って、あまり気にしないで温泉を 21_____ 。
温泉というと、観光地などのホテルや旅館へ泊まって入るイメージがありますが、最近はショッピングモールなどにも温泉があり、遠くまで行かなくても、温泉に入るこができます。 22_____ その日のうちに行って帰ってこられる温泉は「日帰り温泉」と呼ばれています。
家で入るお風呂も気持ちがいいですが、広いお風呂に入ったり、温泉のあとのマッサージなどゆっくりできるサービスを受けたりするのは、リフレッシュできて気持ちがいいです。 23_____ 温泉はお湯の成分が体にいいので、今度国から家族や友達が来たら、ぜひ日帰り温泉に連れていきたいと思います。
19.
- A. 1. そのうえ
- B. 2. それと
- C. 3. だから
- D. 4. なぜかというと
- A. 1. だからこそ
- B. 2. によると
- C. 3. となると
- D. 4. に似て
- A. 1. 楽しまされました
- B. 2. 楽しかったかもしれません
- C. 3. 楽しめるようになりました
- D. 4. 楽しんだと思います
- A. 1. あのように
- B. 2. このような
- C. 3. それから
- D. 4. あれから
- A. 1. たとえば
- B. 2. 一方で
- C. 3. とはいえ
- D. 4. 何より
問題4 つぎの(1)から(4)の文章を読んで、質問に答えなさい。答えは、1・2・3・4から最もよいものを一つえらびなさい。(4問×3点=12点)
(1)
線香花火は手で持つタイプの花火で、火をつけると火の玉ができます。火花は小さく、木の小枝のようにパチパチと飛び散り、だんだん弱くなって最後には火の玉がポトっと落ちます。火花が長く続くようにするには、火をつける前に火薬が入っている部分を指で軽く押さえて空気を抜くといいようです。また、新しい花火より1年前の花火のほうが、火薬が中でよくなじんで安定したきれいな花火が見られるという人もいます。余ったら袋に入れて、冷暗所に置いておくといいでしょう。
24. この文章で言っていることと合っているのはどれですか。
- A. 1. 線香花火は危ないので手で持ってはいけない。
- B. 2. 火薬の空気を抜くと、火花が長く続く。
- C. 3. 新しい花火のほうがきれいに見られる。
- D. 4. 新しい花火は冷蔵庫で冷やしてから使う。
(2)
これは会社の人が社員に送ったメールである。
みなさま
お疲れさまです。
明日の7:00 から 10:00に電気設備の交換工事が予定されています。
その時間はビル全体で電気が止まります。
つきましては、明日の始業時間は10:00 とします。
部長会議は9:30 からの予定でしたが、10:30 からに変更します。
朝は停電のため、電話や Wi-fi がつながらなくなります。
必要に応じて、社外の人に伝えてください。
今日は、パソコンの電源は切って帰ってください。
よろしくお願いします。
関口
25. このメールを受け取った社員全員がしなければいけないことは何か。
- A. 1. 電気設備を交換する
- B. 2. 会議に出席する
- C. 3. 社外の人に伝える
- D. 4. 帰るときにパソコンの電源を切る
(3)
ジュースなどを飲むのに、ストローを使って飲む人は多いでしょう。しかし今、 このストローがよくないという意見が世界中で増えています。原料であるプラスチックがごみとなり、海を汚し、そこにすむ生物に悪い影響を与えているのです。
このため、プラスチックのストローを使うのをやめようという運動が始まっています。そのかわりに考えられたのが、紙や木からつくられたストローです。これらはすでにいくつかのコーヒーショップやレストランなどで使われていますが、値段が高いことが問題です。これについては今後解決しなければなりません。
26. この文章を書いた人は、ストローについてどのように考えているか。
- A. 1. 環境に悪い影響を与えないストローが、安く作られるとよい。
- B. 2. 海で飲み物を飲むときに、ストローを使うのは良くない。
- C. 3. プラスチックで作ったストローは、高いから良くない。
- D. 4. 環境のためならストローの値段は関係ない。
(4)
学生のみなさん
駐輪場の工事について
1月28日より2月12日まで工事を行うので、現在利用している北駐輪場と南駐輪場は利用できません。
自転車は東駐輪場に、オートバイは西駐輪場に停めてください。
どちらの駐輪場も朝7時に門が開きます。それ以前に利用したい場合は、学生課に申込みをしてください。特別に職員用駐輪場を利用できます。
なお、すべての駐輪場は夜9時に閉まります。それ以降は自転車・オートバイを出せませんのでご注意ください。
27. 文の内容について正しいものはどれか。
- A. 1. 自転車とオートバイは、それぞれ別の駐輪場に停めなければならない。
- B. 2. 夜9時以降は、自転車は出すことができるが、オートバイは出すことができない。
- C. 3. 工事期間中は、平日だけ北駐輪場と南駐輪場を利用できない。
- D. 4. 朝7時前は、誰でも職員用駐輪場に自転車やオートバイを停めてよい。
問題5 つぎの(1)と(2)の文章を読んで、質問に答えなさい。答えは、1・2・3・4から最もよいものを一つえらびなさい。(6問×4点=24点)
(1)
日本は地震が多い国だから考えておかなければならないことがある。地震がおこった時にまずどうするかということと、地震がおこる前に何を準備しておくかということだ。
実際に揺れを感じたら、まず机やテーブルなどの下にかくれる。そして揺れが止まった後、台所で火を使っていたら消して、それから安全な場所へ逃げる。逃げる場所は、市や町が決めた学校などが多いので、確認しておく必要がある。これについては事前に家族で話し合い、実際に一度、家から①そこまで歩いておくのもいいだろう。
また、地震がおこる前に重要なのは、食料と水の用意だ。少なくとも、3日分の量が必要だと言われている。私がすすめる方法は、それらを特別に買って保存するのではなく、いつもより少し多めに買い、使ったらまた足すという方法だ。食料は料理しなくても食べられるものがいいだろう。
このように、普段の生活の中で、地震に対する②準備をしておくことが必要なのだ。
28. 地震がおこったときには、最初に何をするか。
- A. 1. すぐに外へ逃げる
- B. 2. 何かの下に入って身を守る
- C. 3. 料理で使っている火を消す
- D. 4. 家族で話し合う
- A. 1. 市や町が決めた場所
- B. 2. 揺れが止まった部屋
- C. 3. 食べ物や水を買う店
- D. 4. 机やテーブルの下
- A. 1. 3日前から地震について考えておくこと
- B. 2. 食料を多めに買って家で食べてみること
- C. 3. 食料や水を確保しておくこと
- D. 4. 地震が起こったときにすぐに外やほかの場所へ逃げること
(2)
レトルトカレーは、数分温めるだけでかんたんにカレーが食べられる商品です。レトルトという技術ははじめ、アメリカで軍隊が遠くへ出かけるときに持っていく携帯食として開発され、アポロ11号の宇宙食にも使われたことがあります。日本の企業がそのレトルト技術を研究し、家庭の食品用に利用したのです。
製造の工程を見ると、レトルトカレーは三重構造になっている特別な容器に入れられ、真空パックされます。このとき、材料の肉は先にゆでられますが、野菜はまだ生のままです。そのあと、圧力が加えられ120度の温度で35分間、加熱して材料に火を通し、菌を殺します。こうすることで、約2年間も保存することができます。
レトルトカレーの材料は、一般的なものから変わったものまでいろいろあり、日本各地の名産品が使われることも多くあります。食感や甘さなど、それぞれの名産品の良さをいかして、新しい味のレトルトカレーがたくさん作られています。
31. レトルトの技術は、はじめ何のために開発されたと言っているか。
- A. 1. カレーを食べたことのない人が、カレーの味を知るため。
- B. 2. 忙しくて時間がない人が、簡単に食事をとるため。
- C. 3. 海外旅行のときに、おみやげとして持って帰るため。
- D. 4. 料理ができない場所で、食事をするため。
- A. 1. 材料の肉は、野菜より先に火を通す。
- B. 2. 野菜は生のままで製品になる。
- C. 3. 材料は、低温で何時間もかけて料理される。
- D. 4. 容器は三重構造で、いろいろなものに使える。
- A. 1. レトルト技術は、日本の企業がはじめに開発した。
- B. 2. レトルト技術は、カレーにだけ利用されている。
- C. 3. レトルトカレーは、長い間保存することができる。
- D. 4. レトルトカレーは、昔から同じ味で作られている。
問題6 つぎの文章を読んで、質問に答えなさい。答えは、1・2・3・4から最もよいものを一つえらびなさい。(4問×4点=16点)
風呂敷というのは、四角い布のことで、物を包むのに使います。包んだものを運んだり、しまったり、人に贈ったり、幅広い使い方があります。しかし、最近では物を運ぶのには紙袋やレジ袋が、物をしまうのにはプラスチックの箱や段ボール箱が使われるようになり、風呂敷は昔ほど使われなくなりました。
風呂敷のように、四角い布を生活の中で広く利用する習慣は、世界のいろいろな地域で見られます。日本では奈良時代から使われていたことがわかっていますが、風呂敷という言葉は江戸時代に広がりました。風呂で脱いだ服を包んだり、風呂から出るときに床に敷いたりしたことから、そう呼ばれるようになりました。その後、風呂以外でも、旅の荷物やお店の商品を運ぶのに使われるようになりました。風呂敷は、包むものの大きさによって、いろいろな大きさがあります。包み方を変えれば、長いものや丸いものなど、いろいろな形のも上手に包むことができます。
最近では環境破壊が問題になっていますが、風呂敷は何度もくり返し使えるため、エコバックとして見直されています。物を包むだけではなく、物の下に敷いたり、壁にかけたりすれば、インテリアとしても活用することができるのです。
34. 風呂敷とは、どんなものだと言っているか。
- A. 1. お風呂で体を洗うときに使う布
- B. 2. お風呂のあとで体をふくときに使う布
- C. 3. 家の出入口などの床に敷く布
- D. 4. 物を包んで運んだりしまったりする布
- A. 1. 昔は風呂屋だけで売られていたから。
- B. 2. 昔は風呂屋の入り口にかけられていたから。
- C. 3. 昔は風呂から出るときに床に敷いたりしたから。
- D. 4. 昔は風呂に入らずに布で体をふいていたから。
- A. 1. 日本の風呂敷は、いろいろな形のものがある。
- B. 2. 日本の風呂敷は、多くの国で使われている。
- C. 3. 日本の風呂敷は、ある時代にだけ使われていた。
- D. 4. 日本の風呂敷は、いろいろな形のものを包むことができる。
- A. 1. 人にプレゼントをあげるときに使う。
- B. 2. 引っ越しで重いものを移動するときに使う。
- C. 3. ビニール袋の代わりとして物を運ぶときに使う。
- D. 4. 部屋のインテリアとしてかざって使う。
問題7 右のページは、市民講座の案内である。これを読んで、下の質問に答えなさい。答えは、1・2・3・4 から最もよいものを一つえらびなさい。(2問×4点=8点)

38. この講座について、合っているものはどれか。
- A. 1. 子どもと一緒に環境について学ぶ。
- B. 2. 市内のいろいろな場所で講座を受ける。
- C. 3. 市民だけが参加できる。
- D. 4. 希望者は電話で申し込む。
- A. 1. 7月20日
- B. 2. 8月3日
- C. 3. 8月24日
- D. 4. 9月21日
